ベネッセ海外留学センター

現地レポート

留学中の先輩たちが、日本と海外の生活の違いや、大学の授業やホームステイ先での生活など、現地の様子をお伝えします。

海外留学

イチゴクリーム大福をつくれるような人？

現地レポーター：多田隈夏実さん

　今回は、グローバル人材とは？というテーマについて、私の思うことを書いていこうと思います。

ここまで三年間カナダで大学生をやってきて、いろいろな国から集まる生徒たちとグループワークやデスカッションをしてきました。その中で、この人は凄いなと思う人は毎回、基本的なことがしっかりしていて、それに加えて他人の話をよく聞き、皆の意見のいいところを集めた一段階上の結論を導く人です。

　グローバル人材、ということで世界でもほぼ共通語のように話されている英語が当たり前に話せることは基礎の部分として求められると思います。また、その英語でも語彙をうまく使い自分の意見をしっかりと伝え、さらに人の意見のいいところを見つけ出し、それをつなげようと努力する力がグローバルという環境下では重宝されるように思います。例えばおいしいスイーツを売ろうという会議で、イチゴ農家がうちのイチゴが一番だ！と持ってきて、そこに和菓子屋がうちのあんこ餅がおいしいぞと参加し、ケーキ屋さんがいや洋菓子も負けてないと入ってきたとします。イチゴもあんこ餅もケーキもおいしいですが、すべてのいいところをうまく使うにはきっとたくさんの吟味が必要でしょう。それぞれの長所を生かしつつ最大限にみんなの意見を活用して、イチゴクリーム大福のようなものが生まれるのだと思います。そしてグローバル人材とは、世界という舞台でイチゴクリーム大福のようなものを皆と協力して考え出せる人だと思います。話す力、聞く力、共感する力、物事を吟味する力、取捨選択をする力、そして他人も自分も尊重する力などが、様々なバックグラウンドを持っている人々が集まる場所でもしっかり輝くと思います。グローバル人材について話しているのかイチゴクリーム大福が食べたいのかよくわからない内容になりましたが、グローバル人材はこんな人かなあ、という個人的な考えです。私もそんな人になれるよう、日々基礎固めから頑張っていきたいです。