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現地レポート

留学中の先輩たちが、日本と海外の生活の違いや、大学の授業やホームステイ先での生活など、現地の様子をお伝えします。

先輩体験談「まだまだ続くコロナ影響! コロナが続いても海外大進学はできる?③」

編集部
現地レポーター: 編集部 さん

 まだまだ続くコロナ禍における海外大進学について、3回目となる今回はアメリカに進学したHana M.先輩の登場です。徐々に収束ムードが広がるものの予断を許さない中、ペンシルベニアに渡った先輩の大学生活や学び方、現地の様子についてお聞きしてみましょう。

■お話をうかがった先輩 (海外進学・留学ラボ協力隊)■

Hana M. 先輩 / アメリカ・ペンシルバニア大学(University of Pennsylvania)

海外でのサマープログラムに参加した際、日本との違いや多様な価値観にふれ、海外で学ぶことに興味を持つように。高1の夏の留学フェアをきっかけに海外大進学を具体的に考え始める。高校卒業後、約半年間京都大学に通い、2021年9月からペンシルベニア大学に進学。

 

Q.  大学のコロナ対応や方針は?今後の最新情報も教えてください!

A.  授業は全て対面で実施!ほとんどコロナを感じない日常です。

ペンシルベニア大学では”Penn Open Pass”という毎日の体調をチェックするサイトがあり、学生はそれを記入し”Green Pass”を得ないと大学の一部の建物に入ることができません。また学生は最低でも2週間に1度PCR検査を受けねばならず、受け忘れると”Red Pass”が発行され、クラスへの出席や大学の建物への出入りが拒否されます。”Penn Open Pass”の症状チェック自体は完全に自己申告なので、咳をしながら“No Symptom(症状なし)”にチェックを入れる人も多いので、個人的にはあまり効果がないように思いますが、PCRの定期検査を受けなければならないという制度は機能しているように思います。PCR検査は予約不要で、特設テントに入り学生証を見せて本人確認をするだけで、簡単に受けられるので負担はありません。

クラスは全て対面で行われており、マスクの着用が義務であること以外は通常時と全く変わった様子は見られません。寮でも、建物内でのマスクの着用は義務ですが、まるでコロナの気配を感じないような生活を送っています。パーティーなど混雑が予想されるようなイベントも多く行われています。

これほど通常時とあまり変わりなく過ごせているのは、ワクチン接種がだいぶ進んでいるためだと思います。基本的には2021年秋学期が始まるまでに、学生・教授・スタッフなど大学に関わる全ての人にコロナワクチンの接種が義務付けられていること(宗教上の理由で接種できない人は除く)、また、大学側もワクチン接種の機会を多く提供していることで、99%くらいの人が接種済みのようです。

ただ最近ではオミクロン株の流行により、”Penn Open Pass”を提示しないと入れない建物が増えたり、期末テストの際には間隔をあけて座れるように大きめの教室が会場に選ばれるようになったりしています。食堂でもなるべくマスクの着用をするよう呼びかけられており、これは以前からですが、食事を持ち帰り寮の部屋などで一人で食べることもできるように配慮されています。感染状況に応じて今後も建物内でのマスクの着用義務や”Penn Open Pass”の制度はまだしばらく続くと思いますが、特に不便さなどはなく、授業も寮での生活もほとんど普通の生活に戻っていると感じます。

 

 

Q.  進学した国や街、住んでいる人はどんな様子ですか?

A.  屋内はマスク着用必須。でも「感染対策のため」という意識は低めです。

 基本的に全ての建物内でマスクの着用が義務付けられていて、着けていないと入店拒否などになります。外を歩いているときは、マスクをしている人としていない人の比率は7:3くらいですが、多くの人は店から出てきてそのまま着けている…といった感じです。ルールで決まっているから着けているだけで、本当にコロナの感染を防止するためにマスクを着けるという人はあまりいないように感じます。

 

 

Q.  先輩が感じた、コロナによる学生生活への影響は?

A.  ほとんど影響なし!”もしも”の時も授業の録画があるから安心です。

 幸い、私自身は学生生活に対して特にコロナの影響を感じた事はありませんが、コロナ感染や陽性者との濃厚接触により隔離が必要になった学生のために、多くの授業が録画で残されています。録画は隔離対象で出席できなかった人だけでなく、そのクラスの履修者全員に公開されていることがほとんどなので復習にも使えそうです(私はまだ使ったことはないですが…)。

全て対面の授業なので、万が一の時も学習に支障が出ないようにと先生や大学が配慮してくれているのは助かります。

 

 

Q.  留学生ならではの、コロナによる「進路」への影響はありますか?

A.  必要なステップさえ踏めばOK!思いどおりに海外進学を実現できました。

 渡航前は「本当に海外進学できるのかな?」と不安になることもありましたが、ワクチン接種と出国前のPCR検査を受ければ問題なく渡米することができました!接種証明書など入国・入学のために必要な書類は増えましたが、それ以外には全く影響を受けずに学生生活をスタートできています。

もともと海外大進学希望でしたが、高校卒業後、海外大進学するまでの間は日本の大学に通うことを決め、合格した京都大学に入学、約半年間通いました。その間にペンシルベニア大学の合格が確定し、9月に渡米できたのですが、もし「秋学期の授業がオンライン」または「夏の時点で渡米が不可能」であれば海外大のギャップイヤーを取って海外大入学を1年遅らせようと思っていました。結果として大学の対面授業実施が決まり、無事渡米できたので、当初の希望どおりに海外大進学を実現できたのは良かったです。

 

Q.  コロナによってご自身の“価値観”に変化はありましたか?

A.  突然の休校のおかげで、自分自身で生活リズムを整えられるように!

 私がコロナの影響を最も受けたと感じるのは、まだ日本にいて、高校が突然休校になった時でした。毎日当たり前のように通い、生活の中心になっていた学校がなくなったことで、自分で自分の生活リズムを律する力が身につきました!この力は、スムーズに留学生活を始められた一つのカギとなったと思います。

大学生になると、寮とはいえほぼ一人暮らしのような生活を送るようになります。特に留学先ではコロナに限らず病気などトラブルなく過ごすためにも自己管理が大切なので、日本にいるうちに自律する力が得られたのはよかったです。

Q.コロナ禍はまだ続きそう。「留学できる?」と不安に思う後輩にメッセージを!

A.  コロナは意外と留学のハードルにならない!行動を起こし続けることが大切。

 アメリカは全国的なコロナワクチンの普及もあり、少なくともペンシルベニア州に関しては、留学自体に対するコロナウイルスの影響はほぼありません。大学内ではほぼすべての人がワクチン接種済みで、定期的なPCR検査も義務付けられていることから、感染する確率も極めて低いと考えてよいのではと思います。また、アジア人だからといって、私自身がコロナ関連の差別を受けたことはないので、この点でも不安に思う必要はありません。

留学するかしないかを決めるにあたり、コロナのことを勘案する必要はないと私は思います。もちろん状況は常に変わるので、いろいろと最新情報を集めたり、問題なく渡航や進学ができるように書類など準備したりする必要はあります。ただコロナが留学を諦める理由にはならないので、海外に進学する意味や目的を中心に置いて決められるとよいと思います。

海外大受験はただでさえわからないことだらけだと思いますし、肝心の「やるべきこと」も動き始めてみてやっとわかるようになります。何かと不安になることも多いかと思いますが、大切なのは「なんとかなる!」と思って行動を起こし続けることだと思います。そして、あまり悩みすぎない、先のことを考えすぎないこと。中高生活を全力で楽しむ中で、自分ってこんなことに興味があったんだ、とか、こんな人になりたいんだ、ということが見えてくると思います。


 

いかがでしたか?

 Hana M.先輩の”留学にコロナウイルスの影響はほぼない”という言葉は、進路を考える上で心強く感じられたのではないでしょうか。感染対策を行いながらも授業は全て対面で行われるなど、通常とほとんど変わりなく海外での学生生活を満喫している様子がうかがえますね。

次回はカナダのトロント大学に通うKei T.先輩のお話をお届けします。

 

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※この記事でご紹介している内容は2021年12月24日現在の情報に基づいています。

 

レポートテーマ:
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