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現地レポート

留学中の先輩たちが、日本と海外の生活の違いや、大学の授業やホームステイ先での生活など、現地の様子をお伝えします。

海外留学をしてよかった事、大変だった事

長谷川航
現地レポーター: 長谷川航 さん

アメリカに来て一年が経ち、改めて、海外へ留学するという決断をした二年前の自分、そして今もサポートしてくれている親や周りの人たちへの感謝の気持ちを思い出します。たくさんの魅力的な人やものに出会い、人生が変わるような経験ができ、本当に留学をしてよかったと思います。 しかし、その一方で、留学は楽しい事ばかりではないということも感じることがあります。自分が18年間親しんだ言語や街を離れ、全く新しい言語と地域で新しい事を学ぶというのは非常に大変な事です。僕も日々、自分がもし日本の大学へ行っていたら、もし日本にとどまって新しい知識を学んでいたら、もっと多くのことを効率よく学べただろうなと考えてしまい、外国語での学習の限度を痛感します。もちろんその限度を引き上げて行くのが留学の大事な目標であり、僕も欠かさず行っています。しかしながら、日本語での学習に比べるとそのスピードの低下は否めません。教科書や課題の本を読むのにも日本語の倍以上かかるし、人とコミュニケーションも思い通りに行かないこともあります。そんなときは留学する価値、また一年留学ぐらいで十分ではないのか、と考えるようになります。しかしながら、留学の意義というのはこのような表面的な部分のみで測られるものでは決してありません。留学の本当の意義とは、自分自身や世界を俯瞰的に分析する機会を与えてくれることだと僕は思います。自分は本当に何がしたいのか、世界はどうしてこのように存在するのか、そして最も大事な疑問、自分は誰なのか。アメリカに来なければ19歳でこのような疑問を抱くことはなかったと思います。日本という慣れ親しんだ場所にとどまるということは、世間の潮流に自分の身を任せて受動的に生きるということであり、例え1年の留学をしようが、何をしようが、それが大学のプログラムであり自らの大きな決断でない限りは、留学の価値を得ることはできないと思います。 結論として、ただただ外国語を取得するために努力することだけが留学の良さではありません。一歩立ち止まって、自分という存在を深く考えさせてくれるのが留学の意義であり、この経験こそが留学経験者が口を揃えて言う、「人生を変える経験」の本当の意味なのだと、僕は考えています。

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