先輩体験談

アメリカ

国内大進学か、海外大進学か ギリギリまで悩んだ高校卒業後の進路選択

Profile

E.H.さん

渡航先
カリフォルニア州
在住都道府県
福岡県
渡航時の学年
高校卒業後

はじめは“国内”だった、大学の進路選択

私はもともと小さいころから海外に興味があり、両親や先生と話をしていくうちに、高校の頃には進路選択の一つとして海外大進学の可能性も考えるようになりました。ただ、あくまで第一は英語に強い国内の大学への進学を考えていて、受験生になっても本気で海外の大学に行くつもりはありませんでした。 そんな私は部活の陸上が大好きで、高校3年生の夏まで部活中心の生活をしていたので、それまで勉強はそんなにしていません。そのまま1〜2月に国内大の受験を迎えましたが、なかなか試験問題はうまく解けず、試験が終わったころには「もう人生が終わった…」と、うなだれていました。 その時に泣きながら両親に話をしたところ、お母さんは「アメリカで頑張ろう」と言ってくれました。お父さんも「日本の大学に行ってから『やっぱり海外大に行きたかった』と思ってもその変更はなかなか難しいが、海外に行ってから日本に帰ってくるのはいつでもできる。あとは自分次第だ」と言ってくれ、海外大への進路を本格的に検討しました。 その後も、日本に残るのか海外に行くのか悩み続けました。日本の大学の方が友達いっぱいいるだろうし、昔に経験した海外短期留学では現地の会話のスピードが速すぎてついていけなかったし…。しかし、最後には周りの友達も、普段は無口のおじいちゃんも「頑張れるだけ頑張ってみて、困ったら帰っておいで」と励ましてくれ、ようやく海外大への進学を決意しました。正式にベネッセにお願いしたのが卒業後の5月ごろで、6月には渡航してELS(語学学校)に通い始めました。

シリコンバレーに近い、サンフランシスコのELSへ

ELS(語学学校)に通っていた時の感想は、一言で言うなら「とにかく楽しかった!」です。ELSと寮はサンフランシスコのビジネス街の都会のど真ん中にありました。ホテルのような寮だったため、フロントも24時間体制で入館がカード式で、一番気にしていた防犯面で安心できました。同じELSに通っていたルームメイトは、ELSを卒業して大学に進学した今でもとても仲良くしています。 また、私がいた時のサンフランシスコのELSは割と日本人が少なかった印象です。もちろん何人か日本人はいましたが、日本人とでも英語で接するようにしていました。

4年制大学への編入を見据えた、2年制大学への進学

9月からはFoothill Collegeに入学しました。同じくサンフランシスコのシリコンバレーにある大学で、私はビジネスを専攻しています。この後の4年制大学への編入を考えると高成績を取らなければならないため、毎日大変な思いをしながらも一つひとつ宿題を着実にこなしています。ただ、全部を一人で抱え込んでいるわけではありません。大学にはチュータリングセンターという無料で使える場所があり、ここでは勉強を教えてくれる人が駐在しています。留学生のほとんどは利用しているんじゃないでしょうか。いつも宿題でわからないことを相談したり、一日かけて書いた作文を添削してもらったりしているため、重宝しています。 生活面では、この地ならではの恩恵もあります。この地でできた知り合いの縁で、シリコンバレーにある世界的なIT企業の社員の方に会い、仕事や将来の話をしたり、会社の中を案内してもらったりすることもありました。こういった経験はここに住んでいないと味わえないものなので、ここに進学してよかったと実感します。

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